ブイブイいわせるぞ

ブイブイ~!!

中学の親友と話が合わなくなった

先ほど、4年前に盛り上がったっぽい「低学歴の世界と高学歴の世界」というエントリーをみて思ったコトがあるので記録しとこうと思います。

 

今年の春、私は中学校からの友人と二人でタイへ旅行に行きました。

私は東海出身です。小中高と公立で、中学受験はしなかったので中学までは様々な学力の人がいました。

彼女とは中学1年の時に知り合い、市内で一番頭の悪いといわれていてお世辞にも治安がいいとは言えない中学校で沢山の思い出を作りました。私は自称進学校へ進学し、彼女は学力的にはそれより下の高校へ進学しました。そのころから既に「私はもう勉強したくないから就職したい。」といっていたのを覚えています。壊滅的に勉強ができないわけではないが、勉強という行為自体に嫌悪感を持っているようでした。もちろん私も「勉強が好き!」とは言えませんが、18歳から働く方が嫌だし、何より大学へ行った方が選択肢が広がることは何となく理解していたので(あと両親がまあまあ教育熱心だったのが大きい)素直に勉強をつづけました。

高校は別になったものの、結構lineはしたり遊びに行ったりしていたので、私の中で彼女が親友だという意識は揺るぎませんでした。かわいくて、おしゃれでユーモアのセンスがあって頭の回転が速く、物事を冷静に見れて私のことを信頼してくれる彼女に私は大きな影響を受けて思春期を過ごしました。

 

しかし、高校卒業で私たちの進路は大きく離れます。彼女は地元で就職をし、私は大学進学の為に地元を出たのです。住む地域も違えば職業も違う。それでもたまに連絡は取り続けていました。私がモラトリアムを満喫し親の脛をかじりながらダラダラしている間に、彼女は立派な社会人となって、仕事に対する責任感とか、よりリアルな結婚観とか生活とか、私の持っていないものを多くもつようになりました。

そして今年の春、前から二人で約束をしていた「海外旅行へ行く」という夢を達成しました。私は何度か海外旅行の経験があり(タイは初めて)、大学で英語は勉強しているので問題ないのですが、彼女は初めての海外で高校卒業から英語に触れていないだろうから少し心配はしましたが、私が通訳すればいいし、タイなら大丈夫かなと思い航空券を予約しました。

 

結果、私は楽しい旅行でしたが、彼女は確実にそうではなかったと思います。

まず、話が続かない。これは学歴とかの問題じゃないとも思いますが、、笑私たちが同じ記憶を共有しているのは中学校の3年間だけ。思い出話は楽しいけれどずっと話してはいられません。

そして直近の話をすると、私は彼女の仕事状況を理解しておげられないし、彼女もまず大学がどういうところか分かっていないからイメージしずらいので話がなんとなくかみ合わない。

高校の友達はみんな大学へ進学したのである程度の話題は同じで理解できるので、やはり環境の違いが大きいのかなと思いました..

 

もう一つの理由、彼女が私の想像以上に保守的な人間であったこと。

英語が話せないことは予想していました。けれど本当に簡単な言葉さえ話さない!現地人とコミュニケーションを取ろうとしない。地元で遊ぶときとかは逆に私を連れていってくれるくらいなのに。地図とかも英語で書いてあるので私が全部調べて案内していました。苦ではなかったですが「なんで私だけ、、地図とか英語関係なくないか?」ともやもやしてしまいました。

 

あとは現地のものを拒絶する。町の汚さやごはんのまずさにかなり驚き、引いていました。確かに日本に比べれば汚いですしごはんはマジでまずかったです!笑 でも異国に来ていることを考えれば全くもって許容範囲ですし、そういった日本とは違う雰囲気を楽しむのが旅行じゃないですか?私はそういうのに興味をそそられるのですが彼女はそうではなかったようで、「日本帰りたい」と口にしていました。笑

 

今考えれば、はじめて異国の文化に触れる機会を得て戸惑い、いつもの居心地のいい場所に帰りたいと思うのは当然だと思います。英語もきちんと学んでいない上に、日本って英語が完璧でないのに話す人を馬鹿にする風潮、中学の時からありませんでしたか?私は高校生までありました。そういった「英語を話すのは恥ずかしい」という意識が強かったのかもしれません。グアムとか韓国とか、もっと初心者向けの国に旅行へ連れて行かなかったのは私の責任かもしれません。

 

しかしそれを踏まえても私はもう彼女と海外旅行へ行きたくはありません。隣で不満ばかり言われて楽しい訳がないし、彼女も今回の旅行で「私は海外向いてない」ってわかったと思います。人にはそれぞれ趣味趣向が違うのですから合うものを選べばいいだけ。

 

と思っていたところ、今回の「低学歴の~」エントリーを見つけました。

私の地元は確実に低学歴の世界です。中学校の同期100人の中でmarch以上の大学へ行った人なんで10人くらいだと思います。半数とは言わないがほとんどが偏差値の低い工業高校等へ進学し工場とかトラック運転手、小売業に就職します。去年成人式へ行って驚きました。地元に残っている人たちは人間関係が全く変わっていない。中学のまま。私のいた底辺中学から地元の自称進学校へ進学した人も少数なので、私は卒業以来会っていなかった人が大半でした。みんな話せば変わらない、良い人なのが分かりました。(中学時代から本物のワルはいなくて、いじめもあって無視程度でした。頭は悪かったですが優しい人の多い中学だったのだと思います。)ただ喫煙率が異常に高い。車に誇りを持っているひとが多く、男の子は釣りの話。Twitterのプロフィール欄にsince 8.9~とか書く人まだいるんだ!と思いました笑

(私が普段大学の友達と意識高い会話しているわけじゃないですよ!ほとんどが下ネタか美容が恋愛の話。レベルは同じだけど話題のジャンルが違うので、思い出話以外は合わせずらかっただけです。

 

地元を出たくて、新しい世界をみたくてたまらなかった私とは違いますが、私の親友含め彼らは幸せそうです。地元の友達といつまでも仲良くし、その中で結婚し子供を産む。それで十分ですよね。エントリーの中にも「彼らは保守的で現状満足」みたいなことが書いてありました。友人のことだと思いました。

ちなみに帰国してから連絡を取っていません。もう会えないかな、、3年後くらいに一回会いたいな。

 

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では💕